脳卒中の発作には必ず前兆がある
毎年寒くなる冬の季節に震えるのが脳卒中です。
脳卒中は高血圧による動脈硬化がかなり進んだ状態で起こります。
毛細血管が集中している脳は血管が老化しやすく、また血管の内部に死亡などが溜まって詰まりやすい部分なのです。
この状態が限界に来て、脳の血管が詰まってしまうのが脳梗塞で、脳の血管が破れてしまうのが脳出血やクモ膜下出血です。
冬の早朝にトイレに経った時など、急激な温度変化による血圧の急上昇が、これらの発作の引き金になるケースは良くあります。
しかし、脳卒中の発作は必ずしもある日突然襲ってくるわけではありません。
実は倒れる前には、必ず言ってよいほど前兆があるのです。
この前兆を見逃さないことが脳卒中を防ぐ大事なポイントになります。
延長を経験した人の3割が将来脳卒中になっています
では、脳が発する危険信号にはどのようなものがあるのか、普段の生活にあらわれる主な自覚症状を上げてみましょう。
- 片方の手足から力が抜ける
- 片足を引きずっていると人から言われる
- ものにつまずきやすい
- 片方の手足がしびれる
- ろれつがまわらない
- 言葉が出ない、理解できない
- 目がよく見えない
- めまいがするようになった
- いままで経験したことのないほどの頭痛がする
このほか、味覚や嗅覚、聴覚に普段と違う以上を感じることもあります。
ただ、これらの釣行はいずれも常に現れているわけではありません。
多くの場合は数分から数十分、長くても、1日以内に症状は消えてしまいます。
これを一過性脳虚血発作といいます。
一過性で終わってしまうため、気のせいだと思い込んでしまいがちですが、一過性虚血発作を一度経験した人は、その3割が近い将来、脳卒中を起こすと言われています。
決して油断をしないでください。
こうした症状に何度も気づいた場合は、すぐにかかりつけの医師に相談し、専門医を受診するようにしましょう。