基礎代謝とストレスに着目!更年期脂肪を予防改善するための方法
更年期脂肪においては、従来の食生活と運動習慣に変化がなくとも体に脂肪が蓄積していきます。
そのため年齢による肥満は仕方がないと諦めてしまうことも少なくありません。
しかしながら、更年期脂肪が進行すると動脈硬化や糖尿病といった病気に繋がる恐れがあります。
それらの病気は最終的に命を脅かす恐れがあるため、更年期脂肪は早い段階で対策をうち、改善していく必要があります。
そして、改善予防のためには、更年期脂肪の原因を知り、それに応じた手段を講じるべきなのです。
更年期脂肪の原因
更年期脂肪の原因には複数のものがあります。
中でも以下の2つは対策を取りやすいものとなっています。
- 基礎代謝の低下
- ストレスによる過食
過食自体は更年期にかかわらず肥満の原因となりますが、体のホルモンバランスや自律神経が乱れる更年期においてはストレスのコントロールが難しく、過食に陥る恐れが高いのです。
さらに更年期においては何もしていなくともイライラしてしまう場合があります。
こういった状況が重なり、ストレスがどんどん蓄積されていってしまうのです。
そのため更年期においては、食事量と運動量のコントロールのみならず、ストレスのケアも大切です。
以下では基礎代謝の改善とストレスのコントロールについてみていきましょう。
基礎代謝を改善
基礎代謝は体の筋肉量により変わります。
そんため運動の習慣を持つ人は、それを持たない人よりも基礎代謝が高くなります。
基礎代謝が高いと、普通に生活しているだけで多くのカロリーを消費することができるようになります。
更年期においては、体の筋肉量も落ちるため、それが基礎代謝の低下の原因となっています。
基礎代謝を改善するためには、定期的な運動の習慣を持つことが大切です。
運動は必ずしも強度の高いものである必要はありません。
それこそ30分程度のウォーキングであっても、基礎代謝を改善することに繋がります。
加齢によりウォーキングすらもつらいと感じる場合は、簡単なストレッチから開始しましょう。
ストレッチには有酸素運動と同じ効果があり、関節や腱の可動域を広げることで日常生活における消費カロリーを高めることができます。
ストレスのコントロール
ストレスの蓄積は過食のリスクを高めます。
そのため、更年期におけるストレスコントロールには大きな意味があります。
ストレスをコントロールする方法としては、以下の2つがお勧めです。
- 瞑想(ヨガ)
- 運動
どちらも頭の中をすっきりとさせ、ストレスを減少させる効果を持っています。
またどちらの手段も体の基礎代謝の回復にも繋がります。自分にできる範囲で取り組んでみてください。
また食事を切り詰めすぎることもストレスの蓄積に繋がります。
そのため、週に1日は自分の好きなものを食べる日を作り、あまり過度の我慢をしないようにしましょう。