更年期が進んでいるかの検査診断

更年期脂肪の検査診断イメージ

指数と血液検査!更年期が進んでいるか否かの検査診断を行おう

更年期脂肪はその名のとおり更年期に差し掛かることで進行していきます。
そのため、「加齢によるものだから仕方がない」と諦めてしまう人も多いのです。
しかしながら、更年期脂肪は対策によってコントロールしていくことができます。

そして対策のためには更年期脂肪の進行状態を詳しく知る必要があるでしょう。
自身の状態を知ることが、適切なコントロールを知るてがかりとなるためです。
更年期の状態は、SMIという更年期指数のチェックと血液検査によって診断することができます。

更年期指数のチェック

更年期指数はあなただけで簡単にチェックすることができます。
以下の項目について、症状の「強」「中」「弱」「無」を確認してみてください。

  • 顔のほてり
  • 汗をかきやすくなった
  • 腰や手足が冷えやすくなった
  • 寝つきが悪くなった
  • 息切れおよび動悸がする
  • イライラしやすくなった
  • 憂鬱になることが増えた
  • 頭痛がよくある
  • めまい、吐き気がよくある
  • 疲れやすくなった
  • 肩こりが多くなった
  • 手足の痛みが多くなった

これらの症状はいずれも更年期における代表的なものです。
これらの症状について、一つでも「強」のものがあった場合は早い段階で診察を受けることをお勧めします。
また「強=10点」「中=6点」「弱=3点」として点数計算を行い、総合点が50点を超えた場合も更年期が進行している疑いがあるため診察を受けましょう。

血液検査

血液検査においては、女性ホルモンの数値を算定します。
しかしながら、女性ホルモンの数値については個人差が大きいため、一度の検査で更年期が進行していると判断することが難しくなっています。女性ホルモンの値は、定期的に検査を行い、急激な変化があった時点で更年期を疑っていくこととなります。

理想としては35歳前後から定期的に女性ホルモンについての血液検査を受けていくと良いでしょう。
そうすることで、自身の女性ホルモンの減少に素早く気づくことができます。

一般的な傾向としては、更年期が進行するにつれて、FSH(卵胞刺激ホルモン)およびLH(黄体形成ホルモン)の値が上昇し、エストロゲンやプロゲステロンの値が減少するということができます。定期的な血液検査により、上記の各種ホルモンの値の推移を知っていきましょう。

更年期が進行すると、生活に変化がなくとも体に脂肪が蓄積したやすくなり肥満が進行します。
過度の肥満は最終的に動脈硬化糖尿病に繋がる恐れがあるため、自身の体の状態を知り、早い段階で対策をとる必要があります。

更年期脂肪の予防改善イメージ

更年期脂肪の予防改善のカギとなる基礎代謝とストレス

2020年3月1日