基礎代謝量の減少により体重が増える
二の腕や下腹に脂肪がついてきて、体重の増加が気になります。
気に入っていた服が着られなくてショックをうけることも。
更年期を迎えると、太りだす女性が多くなります。
女性ホルモンの減少のせいもありますが、原因の多くは摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ること、つまり食べ過ぎによるエネルギーオーバーです。
じっと横になっていても消費するエネルギーを基礎代謝量といいますが、この基礎代謝量は年齢とともに少なくなります。
そのうえ、若い頃に比べて体を動かすことも少なくなるので、今までと同じ量の食事をとっていれば、過剰なエネルギーが脂肪として蓄積されますから、肥満は当然の結果なのです。
注意するポイント
肥満は見た目の問題だけでなく、高血圧や糖尿病など生活習慣病の引き金になります。
自分の適正体重を割り出し、それを目標に食事や運動で調整していきましょう。
急激な減量は身体のためによくありません。
一ヶ月に2〜3kgずつを限度に無理のない計画を立てましょう。
まれに、甲状腺機能障害が原因の肥満がありますので、気になる場合は検査を受けましょう。
日頃のアドバイス
三度の食事はきちんと取りましょう。
朝食抜きや昼食抜きはかえって肥満に繋がる場合があります。
肉や脂肪を一切取らないというのも間違いです。
良質のタンパク質や適度の脂肪は老化防止のためにも必要です。
運動は水泳やウォーキング、ストレッチなど長く続けられそうなものを選び日課にしましょう。